早稲田大学実践起業インターンREAL

早稲田大学とビジネスバンクグループが共同で実施する「実践起業インターンプログラム」です。

ブログリレー第5回 自分の夢を見つけ、それを言語化して軸にすること

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最後とはなりますが、VLEAP.の新保より実践企業インターンREALブログリレー第5回を執筆し、VLEAP.事業部の締めくくりとさせていただきます!

 

自分自身はVLEAP.にて共同代表かつCTOとして活動し、VR開発や営業、登壇などを行ってきました。実は入学時はかなり内気だった僕がこうなれた理由について語らせていければと思います。

 

好きなモノとその原点

まず間違いなく断言できるのですが、自分自身はチームの中でも一番VRオタクでした。VRに関する知識や熱量は誰にも負けないものがあったと思います。

ただ一方で、なぜ自分がこれほどまでにVRに心酔しているのか自分でも答えが出せないままでもありました。

もちろん「好き」に理由などいらないという方もいらっしゃるかもしれませんが、自分自身は本当にこれがわからずモヤモヤしておりました。

しかもそんな状態で、メタバースを作りたいとまで思っていました。理由を言語化できないのに、将来の夢が出来るという苦しい状態にいました。

そんな中でREALの取り組みで受けたのが、自分のビジョンから逆算して今後のライフプランを立てるというものでした。

その中でも特徴的だったのが、自分の過去を振り返って人生の浮き沈みを図式化するという試みで、一本の線で波のように表現します。人生で楽しかった時や嬉しかった時は線が上昇し、悲しかった時や苦しかった時は線が下降するといった形です。

 

その試みの中で気づいたのが、悲しいときや苦しいときがちょうど、自分自身が苛めにあっていた時間と一致し、その時に「アイデンティティの喪失」にあっていたことがわかりました。

 

アイデンティティの喪失

実は僕自身幼少期から海外に在住し、仏露南アの国々に10年間在住した後帰国した過去を持っていました。自分で言うのもあれなんですが、かなり個性のある子どもだったと思います。だからこそ、日本に帰国した後は中高と苛めに近い扱いを受けて、なるべく目立たないようにと個性を押し殺す性格となっていました。

 

そんな中大学に受かり、早稲田に入学して気づいたのはどうしようもないほどのアイデンティティの喪失でした。それにより自信をかなり喪失し、最初期は自分の呼吸音すら気にしていた時期がありました。

VRに出会ったのはそんな1年生の時で、その時からVRにかなり惹かれていたのかもしれません。というのも、VRの世界は「違うのが当たり前」だったからです。

VRが進化した究極にメタバースという世界があります。VR空間の中で人々が生活を営むようになる世界のことですが、そこでは外見・文化・コミュニティ果ては性別や人格まで全てが異なります。まさに自分の失ったアイデンティティを取り戻せる場所でもありました。

 

ユメの見つけ方

メタバースを実現させれば、僕の様にアイデンティティを失う人がいなくなるんじゃないだろうか?そして、その指名こそが僕のアイデンティティになりえるんじゃないだろうか?

こう気づいた瞬間、一気に前が開ける感覚を覚えました。

今僕がVRが好きなのは、アイデンティティを失うことなく全員が生活できる世界を実現できるから。

こう発見できたのはREALで行った過去から今を振り返って、自分のビジョンを見つめる試みのおかげでした。

この言語化が出来てから、僕自身開発や営業にさらに精力的に取り組むことが出来るようになり、提携や講演などを行えるようになりました。

 

今後のReal参加者への一言

 これからREALに参加する方だけでなくすべての方に言えることですが、もし今好きなことがあるのならば、なぜそれが好きなのかを過去から遡って言語化してみてください。

そうすると、今後は夢をかなえるために「こう動こう」という自分の軸を見つけることが出来るようになります。

人を牽引したり、何か発信する際にこの夢と軸はとても大きな力になってくれます。

ぜひ、見つけてみてください!

 

VLEAP.のこれから

最後とはなりますが、VLEAP.はこれからも活動を続けていきます!

半歩先の未来を実現するために、そして夢を実現するためにも沢山の人の協力が必要です!

もしVRに興味があったり、夢に共感してくれた方はいつでもご連絡ください!!

 

以上、VLEAP.の新保でした!!

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Writer:新保正悟 (しんぼ しょうご)

Twitter@ShogoShimboVR